App Storeのレビュー機能改善の呼びかけに思うこと。

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「App Storeのレビュー機能改善を」 エキサイトとジャストシステムが呼びかけ、開発者の賛同相次ぐ

ITmediaさんより。
これは、iPhoneアプリを販売する、iTunes AppStoreのレビューに対する問題の件です。

使い始めたばかりのユーザーによる勘違いや、悪意に基づくコメントなども少なくないのが現状。アプリによっては“レビュー炎上”状態のものもある。

以前から、気になっていたことではありますが、ボクなりの意見です。

ボクの企画というか、ユードーのアプリは、自慢できるわけじゃないのですが日本国内ではワースト炎上最高記録をもっていると思う。
Live Link 3G Fine
は、レビューが1300件を超えているし、意図していない使われ方をしたものの、
「まあ、それも、ユーザーさんの次第だ」なんて思う。
むしろ、ネガティブな意見も、ポジティブな意見も、根源として何を伝えたいのか。
実は、文章の裏には、アプリに対して意見を言いたい という強いモチベーションがあるわけで、そのこと自体を重視しています。

当時、「音楽アプリのユードーが、こんなアプリを作って、がっかりした。」
という意見も殺到した。
これは、良くとらえれば、期待もしてもらっているとも考えられる。

これまで、作曲からゲーム作り、いろいろやってきましたけれども、ここ10年以上、ボクに対するネット上の誹謗中傷は沢山あります。また、それ以上にボクらの活動を、長い間応援をしてくれる個人の方、会社もあります。なので、どんな意見でも、前向きにとらえられるし、どうしようもない時は、聞き流すぐらいです。

ちなみに、この時LiveLink 3GFine の経験で、スゴイのは、
Appleは止めるどころか、むしろiOS4がリリースされる最中だったので、これへの対応としていろいろ調整をしてくれた経緯もあります。

そういう意味で、AppleもGoogleもアメリカだなぁ、日本は島国だなと思います。

元々のボクの性格もあると思うんですが、ユーザーの意見ばかりを気にしていたら、生きていけないし、やってられないと思うんです。「☆」の評価が付いたら、社内対策会議を開くとか、そういう風になったら企業病だなっサラリーマンだなと。

先日も、話していたのですが、
評価が 「☆」か「☆☆☆☆☆」の極端だと最高だよ!
と思います。
むしろ、「☆☆☆」ばかりだと、逆に気になる。

ソフトウェア(アプリケーション)というと、これまでの多くが効率化、機能的かつシステム的なイメージがあると思いますが、AppStore、そしてGoogleMarketなどのネットの販売、課金手段によって、下記3点ポイントとなるわけです。
1)開発コストの低減、在庫リスクがなくなったことで、個人や企業の表現手段として、機能し始めた。
2)個人や企業が直販できる。
3)全世界に開発者、アプリがほぼ数日でリリースできる、メディアである。

そこで、ボクは、アーティストとしてとらえられるのではないかって思っています。
作詞家 = デザイン
作曲家 = 企画、プランナー
プログラマ = 演奏
A&R = ディレクター、プロデューサー

ユードーっていうレーベルがあり、その中に、いろいろなバンド(開発者集団)がある。
ボクは、A&Rと作曲を兼務で、いくつかのチーム(バンド)で制作をする。

そう考えると、アプリは楽曲であり、アーティストは開発者集団。
レーベルは、会社。
音楽同様、アプリそのもの機能だけではなくて、デザイン(ジャケットデザイン)も、プロデューサーも、会社もイメージやブランドが問われていくわけです。

・アーティストや、レーベルにファンがついてくれれば、アーティストサイドが、少し表現をしただけでも、いろいろな好意的な解釈をしてくれるだろうし、バグ(演奏を間違えても)があっても許してくれるかもしれない。
・アーティストや楽曲に好き嫌いがあるように、なんかユードー気に食わない、とか、最近商業主義に走っているなww?とか、ムカつくなんて言われることもあるでしょう。
・楽曲(アプリ)は好きだけれど、アーティストは嫌いっていうのもあるかもしれない。
・そもそも、音楽(アプリ)には疎いので、アーティストは良くわからないけど、カラオケ程度(評判だったらダウンロードする)だな
→大半のユーザー

そのようになると思います。
ですので、より多くのユーザー(ファン)を得るために、アプリとして考えれば
・ニュースリリース、プロモーションをする
・マーケティングをする。
でしょうけれど、この考え方でいえば

アーティストとして、アプリのみならず、作り手の姿勢や企業のスタイルを理解していただく。ってことで、会社のホームページやら、過去の作品、実績含めて、トータルなプロデュースをしないといけない。
作品、アーティスト、レーベルに対して、
・誤解をするユーザー
・拡大解釈をしてくれるファン
それはそれは、たくさんいます。当然ですよね。

ボクの会社ユードーを考えるときに、いつも想定するのは、
アルファレコードなんです。
70年代、荒井由実、シーナアンドザロケッツ、カシオペア、そしてYMOと個性的なアーティストを輩出して、今でも歴史的に残る数々の有名な曲があるわけです。海外進出もしたりして。
大手レコード会社ではないのですが、今でも名の残るアーティストや作品を生んでいった。
問題なのは、末路として、アーティストが出ていちゃったことなんですが、、これは気を付けないといけないのですが、会社ってカッコよくなくちゃダメなんだと思います。
なので、”普通の”会社っぽくなって行くと、ボクはぶっ壊すシャチョウになります。(根はロックな中二病なので。)

・商業的に大衆を意識したポップス(ポップなアプリ)
・アーティストな楽曲(iPhoneやAndroid /ITに敏感なアーリーアダプター向けアプリ)
さらに、今後、
・ロックな楽曲(社会批判アプリ)
→ぜひやってみたい。
・クラシック(古典な定番アプリ)
→多分、ユードーではやんない。
なんて考えられます。

ということで、まとめると、
アプリを作る集団、会社はレコード会社みたいであって、
(佐野元春のChristmas time in blue風にまとめると)

(4分ぐらいから)売れる作品も、売れない作品も、誤解をされるのも、バグがあるのも、よくあるアプリも、良いアプリも、良くないアプリも、パッとしないアプリも、頑張るアプリも、頑張らないのも、批判されるのも・・・・
と。
なので、ボクは、全く賛同しないです。


忌野清志郎好きです。(ちがう、タイマーズか。。)
FM東京も大好きですので誤解なく、、、、

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この記事を書いた人

管理人です。多趣味です。
沖縄在住です。音楽好きです。ラジオが好きです。

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