「pompa」なのですが、
素直な気持ちとしては、
ヒトとつながることが強く求められていたんだ
という驚きです。
開発当初、メールアドレスや他のSNSのアカウントでダイレクトに電話が出来る。
そして、写真を見ながら話し合ったり、筆談できるというものでした。
開発ブログにもありますが、その方針を転換して、キーワードでつながるというものにしました。
ボクには、子供の時に遊んだ、アマチュア無線(ハム)の記憶もあります。
車にも、無線機を積んでいるんです。
(短波の通信機を買った)
昔は、キングオブホビーと呼ばれていて、日本でも数百万のユーザー(≒免許保持者)がいたそうです。
何世代も前のコミュニケーションと思うかもしれないのですが、これの面白さというのは、
・遠くのヒトとつながる面白さ
が前提ですが、一番は
・新しいコミュニティができる面白さ
だと思っています。
ヒトは、家族、学校、会社とか、いろいろなコミュニティに属していますが、
アマチュア無線のなかでは、年齢や立場を超えた、第三の自分が所属できる場所がありました。
とうことで、既存のテキストベースのSNSと比べると、話すことが前提ですので、
時代と逆行して障壁が高いと思いつつも、
多彩な表現が出来る手段、肉声の表情=話す
というのは、再び時代が繰り返すのではないかと、考えています。
さらに肉声によって、その人に対するイマジネーションって高まると思います。
成熟化した社会の中で、ボクらの欲求に近い、生々しさが求められるのではないかと。
その一方で規制をしなくてはイケナイとも考えていたのですが、いまのところ想定以上に、きれいなコミュニティになっています。
実は、肉声=生々しいことにより、品格が問われていることも、自然と意識するシステムなのかもしれません。
これまでのユードーのアプリと異なり、ドカーンとトップランキングに上がるのではなくて、土日、堅調に1日1500人ペースで増えています。
まだまだ、バージョンアップの準備も揃わない状況ですので、堅調に成長することを期待しています。
今回も、ボクは、クリエーターである一方で、ツライ経営者の判断もありました。
「海の物とも山の物ともつかぬ」
新しいチャレンジは、コストを極端に抑えて、短期間で開発をするユードー流の進め方です。
クリエーター的な考えではないのですが、開発が1日延びることで、人的コストも膨らんでいきます。
ですので、小さく生んで大きく育てる、というのが今回もボクの中で鉄則で。
1日開発が伸びることで、福沢諭吉が目の前を過ぎていくわけです。
クリエイター的には、これは面白いと(思う)
思うだけだったら、まだダメ。
なので、今回一番難しかったのでは、企画やアイデアよりも、何処まで作り込むかという、クリエイターと経営者との狭間にいました。
スケジュール最優先で進め、本質的に、面白ければ、多少の不備も超えられる。
でも、頭の中で思っていたことが、表出し可視化して数千人に届いたら、その先には数万、数百万の人がいるっと、
そこで、アクセルを踏んでいく!のがボクの考え方です。
ですので、本気でバージョンアップを頑張ろうと思います。