企業間の取引では、NDAってやつがあって
お互い機密事項でということがある。
でも、ぼくらの世界に関して言えば、この考え方はちょっと古いのです。
最近、外によく出るのですが、
オープン・イノベーションというのでしょうか。
企業文化が異なる人と話をすると、はっとした気づきが多い。
そして、凄いアイデアが出てきたり、自分では絶対出なかったことになったりすること。
特に先月から、これの連続でした。
ボクは、どうも自分でやらなきゃとか、仕様書を書かないと
伝わらないという、見方を変えれば自信過剰ともいえる思い込み、
そして強迫感というのがあって、自己完結型で
途中のプロセスを見せると、完成型を披露した時の感動が薄い
とか、どうせ、企画書じゃ
理解されないんじゃないかということもあって、
「ほら、心配だったでしょう? でもできるんですよ。」
っと、いきなり完成形を出して、
マジックのように見せるって芸風でした。
でも、自社で、あるいは一部のメンバーで
開発をして利益を最大化するよりも、
他社やいろいろなクリエイターの創意を合わせて
先行者利益を得たほうが、効率的。
そして、企画や事業を開示する際に、
未完成であるほうが、ともに共創できるんだ。
そのような出来事が、最近多いですね。
技術と創意の両面があって、
プログラマーの手が1週間空いてしまって、
ボクが先々興味あること、やってみたいことのために
基礎研究をやってもらった。
それができれば、企画も計画も、一歩、もう二歩
先に進めるってことだったわけですが、
思いのほか、コロンブスの卵でできてしまって、完成形を見た時の衝撃と感動。
それを組み合せば、できるという自信がついたのですね。
ちょっと躁状態なんじゃないかなと思うぐらい、
20年後まで見えた感じがしました。
難しいことでも、無理難題でも、チャレンジしてみるっていうことと、
期待をするってことですね。
創意というのもあって、
ユニークな技術が先行してあって、
ネットやリモートで、あれやこれやアイデアを出して
考え抜いて、参加メンバーが増えるごとに、
うまくまとまっていって、ビジュアル的なところで
面白いアイデアが出た。
ボクは、多くの人が参加するMTGやブレストって嫌いで
ストーリーのクロージングができなくて
情報が拡散してしまって、元々のコンセプトが薄くなる
ってパターンが多かったんだけれど、
うまく、ガチッとまとまった。
これ、ボクじゃ、全く思いつかなかった。
凝り固まっていたな、お見事っていうことでした。
そして、飲み屋の方とか、マスターに
普段はあまり仕事のハナシをしないくせに、
感想を聞いたら、、同じようなイメージがあって
そういう、一般の人にも想像してもらえるってことは、
いけるかも。
何か自信って、どこから生まれるのか面白いですね。
クリエイターや技術者の洞察力というか、
人知の集合化ってすごい。
でも、グローバルゲームジャムとか、そういうイベントもあるわけですが、
とはいえ、企業同士だと本当に難しい。
なのでよい形で共創する機会ができないかなと考えています。
現実的にどうすればよいのか考えているのですが、
アプリや事業コンテストって、あまり期待をしていないのですが、
いっそうのこと、
ボクのアイデアや企画を素案100%開示して、
ボクのアイデアや企画を素案100%開示して、
そして、開発費を賞金なのか、別の形でも
ぼくらが負担するので、コンテストを行い
さらにプラスアルファして、僕らの事業計画よりもすぐれちゃったら
一緒にやりましょう。
一緒に大きくしましょう。
ってことがやりたいのです。
若い人と一緒に、1を99にできる人とやれば、
さらに膨らむかなと考えています。
ただ、このアイデアの開示が、NDAに縛られるならば
もったいないし、とはいえ、そんな難しいことじゃないし。
課題ですね。