iOS7が配布されました。
発表前は、NDAですので、一部暴露している人もいましたが、
情報を守っていました。
カミングアウトすると、
ボクは、配布されたiOS7βのころサンフランシスコにいまして、
ある習慣のために1日10キロ歩き出しました。
それは、AppStoreに搭載される「近くのアプリ」機能のためもありました。
サンフランシスコをはじめ、横浜、東京、仙台、名古屋、大阪、
鹿児島、宮崎。
出張先を歩いて調べました。累計でもう、300キロでiOS7で10キロ痩せました。
ダイエットもあるのですが、この機能を調べようと、
決死の覚悟で、「近くのアプリ(海外では、 Near me)」調査しました。
○これは使えるかも。
実は、6月のWWDC以降、開発者には配布されておりまして、β版を見た際には、
驚愕でした。
さらに、指紋認証が入るらしい情報を得ていたので、今回の2機能によって
ローンチに間に合わせれば、相当先行した新しいことが出来るのです。
昔のパソコンの頃も、SegaSaturnもPSも、ガラケーも
変わらず、プラットフォームに最適化した機能のソフトを、
ローンチでリリースをすると、先行者利益が得られるのですね。
ですので、ボクは、こういった新しい機能をとにかく、
誰よりも早くつかんで、対応をしておきます。
Appleさんも、南雲の方で、新しいiOS機能のアプリを出してね、てことで、
事前に調整しておくとアドバイスをいただいたり、社内の担当から意見をもらえたり、
ストアバナーフューチャーへのきっかけにもなります。
僕らは、ゲリラ的開発ですが、事前調整をしておくとよいですね。
例えば、指紋認証の場合、
指紋を使った、機能と、マジョリティをとれるような既存のアプリを組み合わせれば、
その斬新性で、iTunesにフューチャーされるかもしれませんし、
話題になる。
指紋占いとか。
残念ながら、この機能はAPIから叩けなさそうですので、情報をお伝えしますが。
○一番の驚きは、「近くで人気」
これは、横浜中華街の8月末19:00の「近くで人気」です。
その他、寿町、黄金町、日ノ出町では、
中国語のアプリがトップに。
そして、韓国人街では、ハングルのアプリも上位にくることがあります。
アプリのダウンロードを支配するランキングよりも
真ん中に存在します。
それだけ、この「近くで人気」が重要なことを意味します。
これまでのランキングに関しては、ゲームやミニゲームなど
自然流入が少ないような、多くのラガートなユーザーには、
マニアック、嗜好性が高いアプリが上位なので、興味が無い。
ですので、近くの場所で使われているアプリの方が
関心が高いこと、潜在的な需要
「酒飲み中だけれど、終電気になる」ということで、重要です。
近くで人気は、
その時間
その場所で
最もアクティブなアプリが表示されます。
時間と場所の概念が加わったのです。
ボクは、基地局情報であるのか
ダウンロードで決定しているのか。
何時間おきに更新をしているのか。
範囲はどのくらいなのか。
場所によってどのように変わるのか。
○結果
伝えられるヒント情報としては、
1)ダウンロードではなく、アプリアクティブ。
バックグランド起動はカウントされない。
なので、Lineは全国でもランクインされない。
2)アプリ更新は1時間おきらしい。(頻繁に変更されていたので、決定ではないです。)
3)範囲は基地局であり、GPSでは取っていない。結構近い範囲しか取っていない。
4)時間帯で求められるアプリは異なるが、交通系アプリが結構アクティブである。
5)地域ごとに傾向がある。
これは、仙台23:00のもの。
終電探しと、ホテルなどの宿泊先が多い。
そして、ココッパの自然流入が高いことがわかります。
ちなみに、この1時間前はヨドバシカメラアプリが上位にいました。
閉店時間だからですね。
とうことで、情報はここまでですが、
新しい機能に最適化した対応を
早めに取ることで、
少ない労力で、大きな先行者メリットを得ることが出来るのです。
というわけで、やはり、新しい嗅覚と
自分の足で調べるってことです。
おかげさまで、ボクの体年齢も30代前半となり、すっかり健康になってきました。
一石二鳥です。
調査のちょい出しでした。
さあ、これでどんなアプリが出るのでしょうねww
人の情報を収集するのも良いのですが、キチンと足で情報を集めよう
BY 刑事さんってことです。