都合の良いファミレス。外食産業っか。

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ファミレスって日本国どこにでもあります。

ファミレスにはよく行きます。
でも、会社のヒトと行くのは嫌です。家族とも行くのも嫌です。

一人で行くのですが、目的は大きく2つあります。
・文化が分かること。
・集中できること。

これは、ユーミン(松任谷由美)が往年の時代に、お忍びでファミレスで作詞をすると以前言ってました。深夜ファミレスに行くと、いろいろな人がいるのですが、18ぐらいから20代のヒトの近くにわざと座って、いろいろ話を聞いています。文化、価値観が生にわかるのです。
冬休みは、九州南部に行きましたけれども、現地のファミレス、マクドナルドではかなり勉強になりました。
地元の若者の喋りをメモしたりしていた訳ですが、我々って、東京の情報やら、「ガラケー」とか言葉使ってウンチク言ってますけど、そんなレベルを超えて、ガラケーもスマートフォンも垣根は低かったりします。アンドロイドとLadyGAGAは同じ意味の単語だったりして。

また、会社でイロイロ考えるよりも、会社の帰途、車で近くのファミレスへいき、没頭して企画やらアイデアをまとめます。企画メモにある散在した単語を分類化して、ポジティブ、ネガティブに分ける作業(この手法は別途ブログにあげますが)をしますが、長居しても怒られないし、ドリンク飲み放題で400円。コンセントがあれば最高なのですが、PCとテザリングしてネット接続をしています。夜の12時から4時ぐらいまでファミレスにいますかね。

と400円だし、個人ではとても便利ですけど、儲からないよな。
家族(ファミリー)じゃあまり行きたくないですね。
会社でも、遅くまで作業をしていて、みんなに食事や夜食とおもって、仕方なくファミレスへ行く。

何でもそろって、そこそこな味。値段も低価格化が進んでいるようですが。
外食産業、きっと大きなことが抜けている。頭がいい人たちがいるからわかっているのだろうけど。
っていうか、古い慣習があるせいか、過去の成功(70年代、80年代)でなかなか変われない、変革の速度が遅いのだと思います。
でも、これって全てのことに言えると思うんですけど、目先の消費者の都合って必ず良いとは言えないんだな。

それは、経験(experience)や、時間ということなんですよ。
たとえば、家族で、給料日月に一回外食をするわけです。
せっかくの機会だから話を楽しみたい。
頻繁に外食をしないので、良いものを食べさせてあげたいわけです。
そうすると、妻には、家庭では味わえないものを食べさせてあげたいし、子供には、そろそろ良い味というのをわかってもらいたい。

■経験
横浜に、九つ井戸ってお店があるのですが、本店は不便なところにあるし、高いし、混んでいるんです。
ボクは、味覚のプロじゃないんで、多分おいしいのでしょうけど、落ち着いた雰囲気で、食事をゆっくり大切に噛みしめることができるんです。
そして、またあのお店に行きたいって、言われるわけです。
わざわざ、高い食事を、ちょっと離れたところへ食べに行く。食材も多分よいと思うんですけど、そのお店のコンセプトに魅了されるわけです。
これって、究極のプロダクトアウトだと思うんですね。
ファミレスで、1回4千円で月に4回行くのだったら、一か月に一度1万6千円出してこのお店に行った方が、人々の記憶に残ります。
また、一日何食までとか限定しているお店もあるし、主人の気分で店を閉めちゃうところもある。
スゴイ並んでいくお店もあるわけです。

■時間
吉野家ってあります。
(ボクは、肉とご飯が一緒にあると、苦手で分離して食べたくなります。牛皿を頼みがちですが、牛丼では最高の味だと思うんです。)
でもね、早くて、安くて顧客の滞留時間も10分以内だと思うんです。もっと低価格で回転を上げたのが、すき家とか、バリエーションを増やした松屋だと思うんですけど。
本当に、それって大事なのかな?と思います。
忙しいサラリーマンにとって、昼食を手短に済ませたい というのが目先のことだと思うんですけどね、
昼休み1時間あって、ご飯10分たべてあとは何をするのか?
本当に、パフォーマンスを出すんだったら、仕事に追われる中、牛丼を食べたら、残りの50分はゆっくりコーヒーを飲んだりして、頭を休めたり、仕事の案件をもっとじっくり考える時間に使える。
今の吉野家だと、バクバク大食いして、味も楽しめないで(せっかくおいしいのに)もったいないと思います。

■マクドナルド
以前、サンキューセットとかやっていたマクドナルドが、うまく脱却しつつあるのもここだと思うんですよね。
テキサスバーガーとか、カロリー高そうで食べていないんですが、高価格帯にスライドしつつ、他者になるブランドと、ハンバーガーの高品質に特化して、Wi-Fiのネットスポットとか、電源コンセントとか拡充していますよね。
店内のデザインも、昔と比べて、安らぎ感が増えた。
ちょっとゆっくり、食べて、仕事もしようと。
滞留時間も増えるし、その便利さからまた行こうと思う。

ということで、顧客の直近のニーズ。早くて安いが良いとは限らない。
・ユーザーに良い経験をさせること。それがリピートにつながること。
・高くても、その価値を十分に理解してもらうこと。
この二点だと思います。

不況とかいって、そのせいにするし、どこの日本企業のIRをみてもね、
「米国のの金融危機に端を発した景気後退により、設備投資の抑制、個人消費の低迷が継続しました。」
って決算短信に書いてあるんですけど、不況のまえに好景気の基準ってどこなの?と思います。

なんか。スゴイ頭のいい人たちが作った資料なんだろうけどね、不況のせいにしないで、不況がチャンスぐらい思って新しい事業、アイデアを考えて頑張らないとヤバいなと。

だれも責任取りたくない的な、戦後クソ日教組教育を受けた洗脳の影響だと思うんですけどね。

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この記事を書いた人

管理人です。多趣味です。
沖縄在住です。音楽好きです。ラジオが好きです。

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