なにもしなかった、斉藤さん

Pocket

斉藤さんっていうアプリがありまして、ダラダラと書きますと

もうリリースから2年になり、何もしていないのと
アマチュア無線の経験もあり、全国の人と電話しよう!
なんて、思いつきで企画しまして
けれども、2年経って全く衰えないことに驚きました。
日本全国の斉藤さんには申し訳ないのですが、登録ユーザーが900万人。
1日5000-8000人ずつダウンロードが増加しています。

DAUが50,000-100,000ユーザーです。
そして、売上げの桁が変わってきた。へー凄い。


(2013/11/7のAppStore)

そんな具合ですから、
・収益化だとか、
・必死にやったら格好わるいね
・どうせ、すぐに流行は終わるであろう
・最近、出会い系っていわれて嫌だ。
なんて、2年間相手にしていなかったのですが、

いろいろな人から、斉藤さんとのコラボとか、
売ってくださいとかw、
そんなに凄いかなと思ったのですが、
確かに、
アプリがブーストしないとランキング取れない中で
凄いかも、我が子を見直しています。

こんなに足下に凄いアプリがあるのに、何かやってみなきゃ。
なんて、取締役会で出て、そりゃそうだ、なるほどと。
(いや、他のアプリもいいところいってますが、、)
開発を進めております。

ボクは、若い頃に、音楽ゲームをつくりました。
当時、たのしい、おもしろい、だけで
迷いもせずに、開発しました。
歳を取って分かったのですが、
当時の先輩達が、
ボクみたいな、面倒なクリエイターというか、後輩のために
自由に作れる環境を用意していただいて、
何も心配せずに、作りたい物を開発して、
皆さんのご存知なビーマニが出来たのですね。

その時、ヒットを狙うとか、マーケティングではなくて
面白い物を、感性を信じて作ったのです。

斉藤さん、仕様書やアートワークも考えて、
吉田戦車が好きだなって、立ち上げたわけですが、
今では、若いクリエイター達にヒントを与えて
好きに作ろうぜ ということで、チャレンジしています。

ボクは、「昔、こんなゲームを作ったぜ!」なんて
過去の自慢話しかしなくて、
毎日寝ているか、遊んでいる、うさん臭いクリエイターを目指しています。

そして、若い連中が作った物を、自分の手柄にするような
嫌だなー、って思っていた人になろうとしています。
(これ、冗談ですが、半分本当で)
40歳を過ぎたボクは、「自分がやる、考える。」
ではなくて、考える人を育てる意味でも、
理念や、考え方を毎日伝えて
具体的に手を動かすクリエイターを生み出して、育てている状況です。

とある先輩社長にいわれたのですが、
「南雲さんじゃないとできないよな」って諦める
のではなく、
「南雲さんが出来るから、自分も出来る。昔の自慢話をする終わったオヤジだ」
って思われようと。

ですので、ボクは、
最近3つだけ強く伝えています。
・責任は南雲が取る。責任を忘れたwっていわれないように、壁に証拠を貼る。
・失敗したら、失敗の経験を得られる、やり直せば良い。
そもそも、新規事業はリスクが高い。
机の上で、正しい答えが出せる、導けると思わないこと。やってみないと分からない。
・とにかく、最速ですすめること。
 迷うことに時間を使わないこと。スグに実装。間違えたら修正
です。

国民の1/13がダウンロードしたアプリ、斉藤さん。
幸い、このような経験はボクは、2作目なのですが、
成功した時のスケール感はよくわかるので、
次世代を育てるためにも、
みんなが大きなスケール、ビジョンを持てるように先導しようと。

アプリの方ですが、
利用者が多いので、ご不便をおかけしますが、
たのしく、便利に使えるように
開発を再開しています。
ボクは、アマチュア無線のように、コールサインというか
電話番号というか、
なるほど、と言うアイデアを吹き込んでいます。

斉藤さんの、シュールで、ヘンテコ、シンプルを大事にして
日本、世界中に電波が飛んでいくような
世界の人とお話が出来る、世界初の電話のソーシャルにする。
会員数1億人を目指そうと。

と考えていまして、期待をしているところです。

Good? Bad? Share
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

管理人です。多趣味です。
沖縄在住です。音楽好きです。ラジオが好きです。

目次