吉本隆明 老いの超え方

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吉本隆明 老いの超え方

子供の頃から頭でっかちと言われ

本で読んだり、ラジオで聞いただけの知識で

語彙だけは沢山あって

よく、大人っぽい子供っと言われていた。

 

その名残なのか、30半ばぐらいから

まだまだ先の事なのかもしれないのですが、

老後について

かなり考えるようになった。

 

仕事をはじめて、今年で20年ですから、

折り返し地点。

これまでの活動期間を足すと 38+20=58歳。

生きていられる時間は、どんどん減ってくる。

長く生きてできる限り、沢山の事をしたい。

 

ここ数年の、ボクの焦りは相当だったようで

ダイエットして、昔の体重に戻ったし。

たばこも、スグに止めれて

お酒は好きだけれど、浴びるほど呑む事も無くなり

野菜を沢山食べるし。

車も、堅実で安全なのを選ぶようになった。

 

悶々と、老いについて深く考えるようになり、

吉本隆明の「老いの超え方」を読んでみました。

(晩年は、かなり読みやすくなったものです。)

 

〜反省力というのが若い時よりも増大している

いい意味に解して老齢の成熟といえば成熟で、

悪い意味で言うと、内心は疑い深くて何とかでというのは当たっている〜

という節があります。

 

ボクは、最近

止まって考えるようにすると

直感を言語化したり

様々な意味を察して

相手を考える余裕ができて、

どうも、”気付かなかった自分”を

少しわかったような、

場所の違う感覚があります。

 

過去にあった

不可思議なこと。

いろいろなよく分からなかった出来事が、

理解できてきた気がします。

 

多分、少し遅れて大人になったようなことなんだと。

 

恐ろしい事に、

今まで気が付かなかったことに気付く。

覚醒なんだと思うのですが、

それまで普通だった受け止め方が、

やさしさや、ぬくもりに感じたり、

逆に、神経質に受け取ってしまい

腹立たしくなることもあるので、実は困ってる。

 

そんなこともありますが、

老後や人生について、深く考えるようになったのも

ボクが、多少は、熟成しつつあるんじゃないかっと。

 

吉本隆明を手に取ったとき、

子供の頃と、今現在と、未来の自分が

違う解釈となって、もっと再発見できるであろうと・・・。

 

そのように思いました。

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この記事を書いた人

管理人です。多趣味です。
沖縄在住です。音楽好きです。ラジオが好きです。

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