人間にも事業計画書

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会社を作った時に

銀行で口座を開設したり、融資を受ける、ベンチャーキャピタルから出資検討してもらう際に、事業計画書をつくります。(かなりつくりました。)

社会人大学生だった僕は、厳しい指導で鍛えられました。

VCを毎週のように周り、断られ続けて、

2004年〜2005年。

今見ればひどいけれども、ビジョンに共感してくださった方に支えられました。

昔は、夢いっぱいなでかい計画だったけれども、今はなぁ!

当時の計画書のスケールの1/100です。

ふざけるなって、怒られそうですが、なんとか15年やってますので、どうかお許しください。

 

当時の資料。

書き方や分析は、自分の割には、しっかりしているなと関心をしています。

今の僕は、数字が紙を遠くしないと見えづらいし、眠くなるし「めんどうくさい」のですが、

 

当時と異なり、損しないためとか守るべきものが多いので必死。でも嫌だな。

嫌なことを楽しむには。

酒を飲んでいる時
KPIを見ていると、良い時も、ダメな時も

ワインのボトルが進んで、対策をARPUとかなんとか、夜中でもすぐに電話しそうになるから、面白くも感動的

=自称「IT業界の意識高い系」でもあります。

 

「すでに立ち上がってる事業を大きく考えるために」

1)下から見上げて、細かく考え、数字を書き込む。「来期だけを考える」

・僕は、スワット運動?なのか、キツイ汚いの4Kだとか、細い用語は全く覚えませんが、

これまでの実践と学んだことを使って、複数の要因(因果関係)を読み、掛け合わして判断すること=すぐに問題がわかるので強みでして、グラフを数字に変換するか、数字から図形をイメージします。祭日休日、季節、イベント。

すでに事業があるので、細いパラメータ、DAU、ARPU、課金率については、吐きそうになるぐらいKPIをみているので、ざっと考えればわかる。

来期の計画は大方うまるけど。
売上は今期の10%増?毎年、こんな感じだなっと。夢がなくなるし、書類作成のモチベーションが下がる。

そこで 

2)上から見るイメージ。目標を高く。

・自分がいる市場、ユーザー、見込みユーザー数を過去から今までみる。アプリはトップセールスと適当な順位の売上が出れば、ほぼわかる。

・トップサービスの数値と、自社の差分をはかり全体のボリュームを掴む。

上場してくれれば、詳細情報はタダでいただける。1位企業は感覚値でシェア50%近くあったりする。少なくとも、ポジティブ、ネガティブで規模はわかる。

大きな会社は違うな!

それでも、自分たちに何ができるのか。少なくとも、ポテンシャルあるなとか、おや?毎年縮小してるのかな?とか。

・まるで異なるユーザーでも、箱は同じでも、こんなに違うのか!とか。

・同じ仕組みでも、売上の手段が異なる

・一歩二歩先の技術やサービスで、利用者を増やしている。

いろいろ読み解くと、

・自分たちは、ニッチで深くいくのか、水平思考でいくのか、正面から奪うのか。

・それでも、弱小な当たり前だと思っている、私たちの強みは何か。

例)ユードーのように、瞬発型な会社は、強みも、弱みも、他社と比べて異常によいことが多い。真似をしても早い。

自分の性格を反映してか、ユードーはケチ。もったいないから、「問題解決や改善・改良の速度」が、圧倒的に早い。
類似のサービスを見つけたら
・お金のいただき方が異なる

・お金を払う目的が異なる

・お金を払う人が異なる

・お金を払う時間が異なる

全く異なる業種なのに、技術は似てたり、ユーザーさんが同じだったり。僕はこの段階で妄想をする。

自分のサービスと比べて共通なことを土台に、異なるコトをかければ良い。

新たな課金目的導入であれば、控えめの利用者数と平均課金額。

新たな利用者であれば、自分のサービスに置き換える。

「近い将来の数字がうまってくる」

3)横から見るイメージ

1)2)良いコトを、考えると、テンションがあがり猛烈に売上が高い。

事業計画書の作り方セオリーを読んで、厳しく、引き算をおこなう。ひたすら突っ込む。

・考えていることは、他の人も考えている。

・とはいえ、その業種は実際伸びてるのか?

・自分の会社を、横から見たらどう見えるか。良い(メリットある)と考えるか。悪いと考えるのか。だとすると、どのようなところなのか。技術力大丈夫か?軍資金は。結構金かかるぞ。

・渡る世間は強豪「競合」ばかり。早さとノウハウが強みか。猛烈な欠点は何か。

それぞれの人の立場で想像する。

・お金出す人の気分になる

・銀行員の気分になる

・協業会社の気分になる

・仲間の気分になる

一番面倒くさいけれども、大切だったりする。
イメージや感覚を細かくすると、結局「教科書」のようになると思いますが、

テンションを上げるために、楽しいことから落としていきます。

一昨年から、経営で教えてくださったこと。僕はこのような直感にします。

 

 

事業計画書に書きにくいけど、今まで抜けていたこと。

「あえて事業計画に入れておく寄り道」

コストの15%を寄り道研究資金に。
会社の経営15年目。

「今やれば早く売上が伸びる」のに

寄り道をしておいて、助かったことがありました。

「興味あることを(結果)意味なくてもやる。」

「とりあえず、一通りやってみる。」

「学習・研修(海外)に行ってみる。」

「考えればわかるはずだった失敗をして、失敗経験・体験(心構え)をする。」

 

 

その自信と図太い心をもって、

末長く、人間(私自身)の事業計画・運営をするためにも。

・私たちが豊かで、健康で、面白い、楽しいかどうか。

・社員が豊かであることが、当たり前になるかどうか。プラスの発想が出るか。

・そのために、安全な場所を用意できるか。

「教育や研究をする時間が必須」であることとして

社内は、

「強制的に残業45時間/月」

を学ぶ時間としてコストを入れました。

まるで、世の中の会社と逆です。

 

「自分にも計画」

私自身は5年間、結果として、猛烈(徹底的に)心理学に触れ合うことができました。

ITから興味の対象が変わったこと。

遠回りですけれども、将来に向けて末長い会社にするためには、本当に役に立ちました。

会社をやって、「フェラーリ」や「ポルシェ」を買う夢話は今でもしますが、どうでもよくて。

50歳になって、豊かになるためには

60歳になったら。そのために今しておくべきことは。

日本が、世界がどうなっても、自分や自分の周囲が困らないようにするためには。

頭が多動で、衝動的な自分は、音楽からゲーム、ITへ転身しましたが、

その分野を極めた方が楽だったのかもしれない。その時は。

今は、50歳に向けて、何を極めるのか。毎日考えています。

 

・・・・上から、下から、横から

なにも考えていなかったのですが、

一つだけ、自分は自分で身を守らなくてはいけない恐怖が、子供の頃からあって、

「どんなに頑張っても、自分のいるオアシスが枯れたら難しい環境で生きぬかなくてはいけない。」

 

難しいセオリーはしりませんでしたが、自分の育った環境が、仕向けてくれました。

(下から)今の給料が良くても、この分野は大丈夫なのか。

(上から)業界全体はどうなのか。

(横から)同期は、どのようなスキルを持っていて、どのくらい稼いでいるのか。

 

会社をやりはじめて、目先のこと、すぐの売上に必死で、

理念や社会を建前でしか考えられないことが多々。

15年会社を続けられたのは、冷徹な判断と、

「なんだかわからない」けれども、「もの」ではないけれども、

なにかの豊かを目指した自分がありました。

それを伝えていくこと。

 

少なくとも、僕の周囲の人々が困らないように、クリエイターでも、エンジニアでも、職人でも

トラブルが軽減した、この時期、タイミングで

「事業計画書」を継承していこうと考えています。

 

再び大きくチャレンジするために、僕が嫌な(楽をするために)、「むずしいこと」を考えてくれる人募集です。

 

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この記事を書いた人

管理人です。多趣味です。
沖縄在住です。音楽好きです。ラジオが好きです。

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