長年、会社やチーム、組織をみていると
「ヤバい」という胸騒ぎがあり、カイゼンする経験が多数です。
危険・緊急であれば、時間に猶予がないので、自分が最速で対策をします。
一方、爆速でいろいろ処理ができるのですが、
情報が点在して、実行が早く、
周りがついてこれなくなったり
若者が自信を失ってしまわないように、指導として
「情報を共有すること」と、「まとめること」にします。
後輩たちに継承をしたいのですが、
1)頭が混乱をして、悶々とまとまらないときは、
「わかることから紙にまとめる」
「項目が異なることは、別の紙に書く」
「ペンで書いている間、ストリーミングで頭に入る」
断片化した情報を、わかることから物理的に分けてメモることです。
KPI分析について、アンケートについて、開発メンバーについて など・・・
2)ストーリーを考える=目的の明確化
断片化したメモによって、頭がまとまってきます。
利用者の方に満足してもらいたい、そのためには、分析だとか、アンケートだとか
何が問題で、どのように解決をしたくて、何の情報が足りないのか。
できる、できないに関わらず、ひたすら書き出します。
3)メモの紙をまとめた、「メニューの紙」を用意したら、優先度順にまとめます。
優先度は、重要か、簡単か。
分析をするのに、メンバーがいないとできないよな=体制だとか。
アンケートと分析をするのは並行でできるなとか。
赤がストーリー、最後が計画です。
4)計画を立てます。
優先度順を決めたら、スケジュールを立てるのですが、
自分の場合は、少ない作業で効果が大きいことを最初に実施をして
作業体験と成功体験(前に進んでいるような)を重視します。
のちに、自信につながるからです。
5)共有=スキャンをします。
メンバーに共有をして、今考えていること、作業を共有できるようにします。
6)中長期計画を考えます。
緊急の改善は、長期的にはマイナスになることがあります。
本当に、将来にわたって安心するためには
とてもネガティブでも、本当のことを伝えたり、きついことを伝える。
その場しのぎをしないことと思います。
もし、その場しのぎの改善であるならば、再びその問題が起こります。
ということを、自覚をすることです。
また、場当たり的な解決は、長期的には作業コストが増大することが多く、システム化や抜本的な改革が必要となります。短期的な作業であれば仕方ないが、長期的には、面倒なことをずっと繰り返して作業コストが増大します。
自分は小心者で、とてもネガティブです。
他者が気づいて、不安になる前に先に問題を見つける。
一方で、問題や懸念事項をつぶしておいたり、解消しておく。
セーフティが大前提で
前向きに安心して働ける、チャレンジができます。
大きなプロジェクトでは難しいのですが、
現場解決型の小プロジェクトは、昔ながらのこの進め方で良いと考えています。