僕は30代になってようやく
集中を超えた、「過集中」癖に気がついた。
たぶん、幼稚園に入る前から続いている。
過集中によって生み出せた作品やアプリ、事業も多く
何もわからない人にとっては
過集中こそ、僕そのものであるという
このパワーに依存したり、特技であるとする
誤解を解くために説明をした。
本来火事場のクソ力であり、滅多に発動するものでもなく
組織においては、1人が踏ん張るよりも、
集団で創発が起きた方が効率的で、できれば避けたい。
ただし、自分一人の特殊な能力の場合、すぐに乗り切る場合は例外だと考える。
過集中というのは、
未来に起こるであろううれしい報酬の手段であり、
成果に対する期待が強いから夢中になると考えていたけれども、
今行っている行為そのものが面白いのでは無いかとも思った。
チクセント=ミハイによると、フローというそうだ。
自分の経験から、こうなるであろう予測がつき、
思いついたり、作る過程こそ面白い。
思い通りになると、ますます、チャレンジをして
連続した集中時間が延びる。
ところが、僕の場合、数日から数ヶ月、報酬の連続が発生すると
長期的な過集中となる。
でも、生産性が上がるが、うまくいかないと雑になり、
ひたすら達成だけを目指した集中に転落。
集中した時間だけ、虚脱が起こる。
集中から、虚脱に落ちる期間は
本来、自分に向けるツッコミ(自己ツッコミ)≒メタ認知
が外に向いてしまい、他者に対しても
出口も逃げようも無い、完全完璧なことを詰めて
追い込んでしまう。
思考が善か悪かの二極化したり、
考えの先の先が
収れん型になっているときは、危険だと思うようにしている。
この間は、人に会わないか
分厚い哲学書を読むと、攻略に時間がかかるから都合が良い。
「無駄に長期化しないように、脳のパワーを使い切った方がよいかもしれない。」
衰えていく体力に対して、
頭だけが全力でブーストしていて
まだまだ脳の処理が余っているのでは無いかと仮説を立てた。
そのうえで、過集中が起きた時に、
「過集中が起きたそのことに集中」をした。
1)マルチタスクに処理するネタ(遊び道具)
むしろ、一気に頭を疲弊させて、疲れさせる。
大人買いとして、VRを購入してみた。
無線機を購入して、周波数メモリの編集をしてみた。
目も疲れるし、耳も疲れる。
2)自分を常に見て、他者から見た自分を意識する
モニターについているカメラで自分を写して、チラチラみるようにする。また、気持ちや心について他者と雑談をするようにする。
3)遠くを見て客観視する。
高層階のホテルに宿泊して、もっと大きな視点に立つようにする。
自分が生まれ育った町を見ると、いろいろ思い出して妄想できる。
1)は知的好奇心がくすぐられるが、脳がめちゃくちゃ疲れる。
VRは酔うので最悪で(良い)
2)3)は意識が外側に向けることに、集中することでヒートダウンさせる作戦。
そして、疲れたら、遠くの夜景を見ながらダウンする。
疲れてはいけない、ではなく、脳をフルに使って燃費切れを待つ作戦。
どうも、有効な気がします。