「なにか問題を抱える人が」
自分たちを研究し合うこと=「当事者研究」といいます。
・なぜ多動?
・多動でない人(多数派)と私の違いは何か
堀江さんの「多動力」
エッセイとしてさらっと読むと面白いのですが、
「こうあるべき」が多く
「そのための準備」「なぜか」が少ないなとひっかかりました。
(amazonのレビュー。堀江さんの欠点マニュアルとの指摘が多い。)
だから、ダメなのだと批判をしては、それは表層的で
「私たちも、なぜなのか?」読み取ること。
「経営者やアーティストも、人の和や強調性以上に、自分に疑わないこと。」
とても不思議でもあるし、10代の頃懐疑主義を考えたこともあり
他者から見た自分の努力が必要だと考えます。
「心の根っこに近づけないような、コンプレックス」があるなと読み取り
本当は
「そうである、他の人にはできなくて、異なる自分」、
多動的な気質で山や谷を経験していれば
自分を他者から見た見え方、受け取り(メタ認知)想像するはずなのに、乏しくて
「私自身に突っ込みを入れると、私に疑問を感じると、それまでの私が維持できない」
裸の王様=自閉的であるために「という自分を知っている自分」と読んでいます。
この本のオチに、
・・・という自分を知っていて、あえて塞がずに経営者をしている
であれば、多くの人は前向きに受け取れるのになと思いました。
多動を当事者研究してみる。
多動の原因をコンピュータに例えると、
1)受け取る意識(処理)が短期記憶(ワーキングメモリ)の割に多くバランスが悪い。
2)短期記憶(ワーキングメモリ)が少なく処理(1)が余る。
ワーキングメモリが少ない
メモリアクセスする意識(処理)が余る。
余っても、止めることができないから
余った処理は、他の意識に向かう。
意識の処理速度が早く、情報はたくさん入ってくるが
情報(ワーキングメモリ)が少なく揮発的で、保持できない。
常に、メモリアクセスをおこなうが、数秒前のメモリは
早く消える。
よいこと。
a)日頃何かしら情報が入ってきて、長期メモリに格納すると知識・雑学王になる。
処理(思考力)の追加で、こだわりなく様々な考え方、見え方。多面的に物事を考えられる。
b)短期的な情動に反応しない。反応をしてもすぐに忘れる。根に持たない。
目標が明確だと、余った思考がなく、集中して猛烈に頑張る。損得の見極めが早い
c)刺激を求め、合理不合理に関わらず、チャレンジや興味関心が強い。
失敗体験をすぐに忘れる=将来の不安がメモリのおかげで少ない=チャレンジャー。
起業家に向いているというわけ。
d)コミュニケーションにおいて、相手に合わせず、
自分のペースで主体的に持っていける。よって、目標が高かったり、何かを初めて進める、改革系リーダーや統率者に向いている。
わるいこと。
a)五感。複数の情報がおおく、一つのことに集中できない。
b)思考が早いので、先が読める方に向けると、周りから暇そう、せっかちが読まれる。
c)結論から話しをする。
自分の理解=相手が理解していること前提で他者に話をする。
d)話が飛躍する。
文章が長くてまとまらない。→今ココ(笑)
e)今の空気を読まない。
空気を読むことに全力で集中すると、読みすぎる。
d)無駄な情報まで受け取る。
e)分かることはすぐに飽きる。
f)衝動統制が低い。
→短期的な快楽、中毒になる。将来・長期的な想像ができない。
g)話す際に、相手の表情や想いを察するメモリが余らないので、一方的になる。話が広がりまとまらない。
伝えることと、受け取ることのコミュニケーションの非対応がある。
h)何かに夢中になると、他のことを忘れる。
i)短期記憶が少ないので、消えないよう、忘れないようにに今すぐ実行しようとする。
→衝動統制が効かなくなる原因。
大人の多動
・「成功」や「良いこと」「快楽」という認知や経験が増えれば、前向き。
・「失敗」や「悪いこと」への認知や経験が増えれば、自分を責める、二次障害に陥りやすい。大人になると難しくなります。
若いうちにケアをしたり、成功体験をすることはとても大切。
大人になって、
「独善的な成功」や「一時的な快楽」を得ることが強くなると、善悪がつかなくなる。
「短期的な依存によって、良い経験をした報酬体験」
=ギャンブルなどの依存症が補正しづらい理由。
そこで、「バチが当たる」
かつて、自分が「バチが当たる」と叱られたことを思い出しました。
欲を抑える「衝動統制」が低いために、抑制がきかず
その後にひどい(根拠のない)仕打ちがくる。
もしかしたら、儒教の国、農耕民族を中心に
和や同調を大切とする国に多く伝えられるのは、
昔から一定数いる、ADHDのためにあったのではないか。
強制的に「バチが当たる」プラグインではないかと。
子供の感情や心、気持ちよりも早く、親が代弁をする傾向
(悪さをした子供よりも、叱る親の方が声が大きいケース)を見て
・遺伝(特に母親)
・パートナーの傾向(父、母)がある
・成育環境
もともと一定数ある性格の気質で集団同調や馴れ合いのバランスを崩す、必要とされた人。
ただし、その中心的な気質・原因で引き起こす二次障害や、不適応が問題。
つまりADHDと自分は考えています。
「多動」である自分を認めることの恐怖
意味、失敗も多いから、小心者でもあるジャイアン。
教育や指導により、大人になると静かになる、落ち着いた風に見えるわけです。
・自然界で嗅覚をマンモスを追いかける、極めて直感(感覚が強い)
独創的な狩人
・ありの行列で、一匹二匹外れて俯瞰をして、勝手な行動をする”あり”
と精神科医後藤健治先生と、冗談話をしていましたが、そのような気もします。
性格の一部として、昔も今も一定数存在する気質と思います。
生まれつきの性格である。
二次障害により不適応が目立てば発達障害。
ジャイアンや凸凹傾向な両親など成育環境により、繰り返される。
最後に、自分のことをお伝えすると、
「当事者研究」として、後藤先生に診ていただきながら、
問題に向き合う3年間でした。
私は幸い、失敗や苦労することが少なく(感じず)、
ヒット作を生む、爆速で問題解決をする、チャンスや成功につながりました。
その一方、自分も当事者ですので、この手で悩む人に対して、自分の経験からとても気になっています。
自己啓発本のように、前向きすぎる内容の本や、
逆に病気としてシリアスに扱うもの、極端と思い、多面的に伝えていきたいと考えております。
合理的なADHDとして、
バランスをとり、自分を客観視したり、矛盾を見抜いたり、自分を突っ込み、悩み
なぜ私なのか、私の存在の意義を考えること。
・衝動やテンションを高めて何かを進める。
・多数派の馴れ合いや空気にある程度合わせる。空気にプラグインしつつ
・ニッチもサッチもいかない時には合理的に判断
最後に行き着いたことです。
何か自分が学んだこと、たくさんの人に役に立つことが、支えてくれた方への恩返しと思っています。
ただし、この手を伝える理由の一つに
・距離感を間違えて、僕にアポイントをとる方がかなり多い。
「・・・っていうことで、個性的・変わっているであろう自分」
「承認を求めようとしたり、甘える」人が多い。
よって、面接や仕事をしているうちに、
承認してもらえないことで凹まれることが一番問題と考えております。
それは、それ、これはこれですね。
よろしければ、こちらを参照してください。
このブログアクセス数は、そこそこ多いのですが、
「過集中」「人との距離感」「吃音(どもり)」をテーマについてまとめてみます。