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サンフランシスコにから、シリコンバレー界隈を自転車で移動しています。

google glassをもってスタンフォードにいきました。

ASDなどの自閉症スペクトラムなひとは、

相手の表情から感情が読み取れない。

そこで、googleglassのカメラでCPUが相手の表情を分析して

言語で指南してくれるという研究がされている。

個人的に学んでいます。

 

僕は、疑問が3つありました。

 

1.集団での関係性は読み取れるのか?むしろ、二人称よりも三人称が問題になることが多いです。

 相手と自分とのコミュニケーションを第三者が見てどのように感じるのか。

 つまり、言語的なコミュニケーションの対象者だけではなく、そのやりとりを見ている

 それぞれの人の見え方が分かるかどうか。

 空気の読み方は、meshネットワークだと思います。

 

2.円滑なコミュニケーションは、その瞬間瞬間の相手の表情の読み取りではなく、

ある程度の時間を経過して連続した表情の変化から何を感じるのかです。

 一瞬表情が曇っても、目が引きつっても、声のトーンが変わっても

 その後の流れでそれがプラスに働くかもしれない。

 最初は表情が明るくても、状況でネガティブになるかもしれない。

 相手は、取り繕うことができるかもしれない。

 感情の時間変化、ASDの人は読み取れないのではという疑問です。

 一瞬一瞬の表情で反応をしていたら、疲れてしまいます。

3.自分の表情に対して、相手の反応に対する応答。

ジュリアン君を見ていると分かりますが、自分の興味のあることは楽しそうな表情です。それに対して、相手がリアクションした時の言語的な伝達はどうするのか。

多くの人は、

デフォルトで、内部の中に持つ意識が外側に向いている、相手や集団の場に同調できる。

自分が、存在しなくて、集団=自分ともできる。

普通はとか、一般的にはという、概念で存在していると僕は思います。

一方で、

この手の人、僕も

自分の中に持つものが真理であり、

自己を尺度の中心として相手をはかりがちだと考えます。

誤解をされると、集団からは、あの人外れているとか頑固といわれがちです。

後者の人が、どんなにgoogleglassで相手の心を言語で伝えられたとしても

離人的に、まるでテレビ番組のように観察的に理解するしかなくて、

多数派から見れば、現実感を喪失していると思います。

言語で受け取った感情の複合体=統合された情報

この時間変化の相手の情報に対しても、自分の尺度で考えてしまうからです。

だから、あの時こういったのに、今は違うと怒るものです。

(ふつうでもそうか?)

そして、言語理解として、

世の中の事象を量子化することに近くて、

情報量が多すぎるのではないかということです。

 

例えば、上記の2番ですが

Aさんは、BさんにXXXを伝えたことで

Bさんは憤慨したが、それを聞いていたCさんは、Bさんに同調し

それを見ていたDさんは、Aさん、Bさん、Cさんのそれぞれの表情から

もっとも、誰も敵に回さない、その場にふさわしい発言を行った。

それを見ていた、Eさんは、Dさんはそうやって場に合わせて

自分がない人だな、これまで通り、いつもそうだな、お調子者だなと思った。

そういうEさんを察したAさんは、EさんがDさんを悪くみていると察して

Dさんのために、 自分が伝えたことを修正したが

立場が上なEさんを読んで、伝えたことを

補正したAさんを全員があまり良い見方をしていない。

多数派にとっては、

このような駆け引きや同調、結託を常日頃ですから、無意識で考えずにできます。

いちいち考えていたら疲れますよね。

ここまでgoogle glassができれば良いと思いますが。

 

ところで、僕のような立場の人が、

分析をしているのも、不思議ですが

専門家によると、

僕は、ASDではない、多動型ADDという説と、

多面的な、周囲に合わせて なりきりができているかもしれない

という説がありまして、

どうも、まだわかりません。

 

自分自身にも疑問があり

メールやメッセンジャーよりも、対面で話したほうが、安心できます。

そして、重要なことに対して、メール(のみ)が来るたびに腹が立ったり。

集中をしたり、夢中になっている時は相手の顔をまず見ない。

頭の中のプライオリティが高いので

顔を見ると、大量の情報が思考を邪魔をする。

割り込まれたくないと思っている。

 

ところが、

暇な時、ぼーっとしている時、物足りない時

酒を飲んでいる時は、相手の顔を見るしかなくて

おそらくですが、

感情を読み取りながらコミュニケーションをしています。

むしろ、読みすぎて先にいきすぎます。

何も集中するべきこと

問題がない時は、相手を読みすぎて、読み取りすぎて過集中になってしまう。

その場で自分がどう振る舞えば良いのか、

その場の関係性の中で、立ち位置をどうすれば良いのか。

今は、経営者モードか、クリエイターモードか

ミュージシャンモード。どれになるべきか。

これができているのだと思います。

集中している時に、周囲が羽目をはずしだす。

でも、後で指摘をしたりするので、

わかっているならばその時に言えよ

ということにもなり、

むしろ、そこでその人の本当の資質を読み取れるので、そういう意味では僕はあざといのかもしれません。

うーん。